知らなきゃ損かも!? 教育訓練給付制度で安く受けられるプログラミングスクール3選

プログラミングスクールに通いたいけど受講料が高い!そう感じてる人は多のではないでしょうか。

なんと世の中には受講料の一部を国から支給してもらえる教育訓練給付制度があります。

国の制度なので、きちんと手続きを進めれば必ず支給してもらえます。

でもこんな疑問が思い浮かぶでしょう。

「受給資格とか厳しいんじゃないの?」「手続き大変なんじゃないの?」「どんなスクールで給付を受けられるの?」

大丈夫です。そんな疑問や不安はこの記事を読めば解決できます!

ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事の対象者

プログラミングスクールを安く受講したい人
教育訓練給付制度のことを知りたい人
教育訓練給付制度を受けられるプログラミングスクールを知りたい人

教育訓練給付制度を利用できるおすすめのプログラミングスクール 3選

まずは教育訓練給付制度対象のプログラミングスクールの中で特におすすめのスクールを3つ紹介させてください。

教育訓練給付制度対象のおすすめスクール3選

DMM WEBCAMP 転職コース「専門技術講座」
DMM WEBCAMPの専門技術講座は転職サポート付きで、最大56万円支給されます。通学形式

ヒューマンアカデミー Webデザイナー
ヒューマンアカデミーのWebデザイナー[スタンダードコース/トータルコース/プロフェッショナルコース]が対象です。オンライン形式

Winスクール WEBデザイン・WEBプログラミング各コース
Winスクールは教育訓練給付制度対象の講座が多いのが特徴です。当サイトではWEB系のスキルを学べる講座をおすすめしています。通学形式

いずれもWeb系のスキル習得を短期間で目指せるコースです。

Web系のプログラミングスキルは、企業での需要が高く、フリーランスエンジニアとしての活躍も期待できるので、プログラミング習得を考えた場合にまず選択肢に入れるべきスキル。

後述しますが、他の対象スクールで学ぶ言語のほとんどがJAVAです。

無料スクールでも学べる言語のため、JAVAを学ぶスクールやコースは選別から外しました。

では教育訓練給付制度のことを詳しく見ていきましょう。

教育訓練給付制度とは

教育訓練給付制度とはどういったものでしょうか?

制度を実施している厚生労働省のHPを見てみると、

教育訓練給付金とは
働く方の主体的な能力開発の取組み又は中長期的なキャリア形成を支援し、雇用の安定と再就職の促進を図ることを目的とし、教育訓練受講に支払った費用の一部が支給されるものです。
また、初めて専門実践教育訓練(通信制、夜間制を除く)を受講する方で、受講開始時に45歳未満など一定の要件を満たす方が、訓練期間中、失業状態にある場合に訓練受講をさらに支援するため、「教育訓練支援給付金」が支給されます。

引用:厚生労働省HP

となっています。

つまり、「スキルを習得してキャリアアップしてね、スキル習得に掛かった費用の一部を支援するよ!」という制度なわけです。

教育訓練給付制度に認定されている講座やスクールはプログラミングスクール以外にも、資格をとるためのスクールや専門学校、大学院など様々。

もちろん無条件に誰でももらえるお金というわけでなく、支給要件を満たしている必要があります。

社会人として働いた経験があれば、誰でも満たせるレベルのものなので安心してください。

制度の仕組み

では具体的にどういう仕組で受給できるのか、簡単な図で説明するとこんな感じです。

図のそれぞれ機関や受講者がどんな役割をしているかをまとめると下記になります。

教育訓練給付制度での各役割

厚生労働省:教育訓練給付の講座を認定する

スクール等:厚生労働省に申請手続きをして認定してもらう

ハローワーク:認定講座の受講者からの申請手続きを経て給付金を支給する

受講者:認定講座を受講修了したら、 最寄りのハローワークに支給申請の手続きをして給付金の支給を受ける。

教育訓練給付制度には3つの区分がある

教育訓練給付制度には3つの種類があり、対象となる講座の基準や給付金の額に違いがあります。

  対象講座や対象学科 給付金額
一般教育訓練給付金 情報処理系、簿記・経理系資格取得講座や 語学検定講座、英会話スクール、教習所など 入学料と受講料の合計額の20%
支給上限10万円
特定一般教育給付金 税理士、社会保険労務士、 宅地建物取引士資格取得講座や 介護職員研修講座、大型免許教習など

入学料と受講料の合計額の40%
支給上限20万円

専門実践教育訓練給付金 介護福祉士や看護師等の専門学科や専門学校、 MBA等の専門職学位取得のための大学院、 AIやデータサイエンススキル習得を目的とした 第四次産業革命スキル習得講座 入学料と受講料の合計額の50%
支給上限40万円

受講修了から1年以内に被保険者として雇用された場合、更に20%支給

1年あたりの最大支給額56万円

おすすめの3選がどの区分に当てはまるかは下記のようになります。

  • DMM WEBCAMP 専門技術講座 :専門実践教育訓練認定講座
  • ヒューマンアカデミー :一般教育訓練認定講座
  • Winスクール:一般教育訓練認定講座 

つまりDMM WEBCAMP 専門技術講座は最大56万円の支給を受けられる講座ということです。

教育訓練給付制度の支給条件

教育訓練給付制度の給付金でいくら貰えるのか分かったら、次に気になるのは支給条件や支給方法ですよね。

まずは支給資格から詳しく解説します。

一般教育訓練給付金、特定一般教育訓練給付金の受給条件はハローワークのHPを見ると下記のようになっています。

(支給対象者)
受講開始日現在で雇用保険の支給要件期間が3年以上(初めて支給を受けようとする方については、当分の間、1年以上)あること、受講開始日時点で被保険者(※1)でない方は、被保険者資格を喪失した日(離職日の翌日)以降、受講開始日までが1年以内(適用対象期間の延長が行われた場合は最大20年以内)であること、前回の教育訓練給付金受給から今回受講開始日前までに3年以上(※2)経過していることなど一定の要件を満たす雇用保険の被保険者(在職者)又は被保険者であった方(離職者)が厚生労働大臣の指定する教育訓練を受講し修了した場合に支給。

(支給要件期間)
支給要件期間とは、受講開始日までの間に同一の事業主の適用事業に引き続いて被保険者等(一般被保険者、高年齢被保険者又は短期雇用特例被保険者)として雇用された期間をいいます。
その被保険者資格を取得する前に、他の事業所等に雇用されるなどで被保険者等であった期間も通算しますが、被保険者資格の空白期間が1年を超える場合は、その前の期間は通算されません。
また、過去に教育訓練給付金を受給したことがある場合、その時の受講開始日より前の被保険者等であった期間は通算しません。
※1 被保険者とは、一般被保険者及び高年齢被保険者をいいます。以下、この項目において同じです。
※2 平成26年10月1日前に教育訓練給付金を受給した場合はこの取扱は適用されません。

引用:ハローワークHP

雇用保険の被保険者とは、民間企業に勤めていて雇用保険料を支払っている人です。
個人事業主や公務員、会社役員などは含まれません。

支給要件期間とは
同じ企業に3年勤めていれば、支給要件期間は3年です。
以前、別の会社に2年勤めて、1年以内に転職した会社に1年勤めた場合の支給要件期間は通算した3年になります。
以前、別の会社に2年勤めて、1年以上経過してから転職した会社で1年勤めた場合の支給要件期間は1年になります。
1年以上の空白の期間があると、以前勤めていた会社の期間は通算されません。

つまり一般・特定一般教育訓練給付金の支給要件は、

  • 一般的な会社に3年以上勤めたことがあり(初めての支給を受ける場合は1年以上)、雇用保険に入っていること
  • 離職してから受講開始日まで1年以内
  • 前回の受給から3年以上経過していること
  • 認定講座を最後まで修了すること

となります。

専門実践教育訓練給付金の場合は、

  • 一般的な会社に3年以上勤めたことがあり(初めての支給を受ける場合は2年以上)、雇用保険に入っていること
  • 離職してから受講開始日まで1年以内
  • 前回の受給から3年以上経過していること
  • 認定講座を最後まで修了すること

が条件です。

自分が支給対象か分からないときは

自分が支給対象か分からないときは、最寄りのハローワークに問い合わせましょう。

また「教育訓練給付金支給要件照会票」に必要事項を記入し、ハローワークに郵送もしくはオンライン申請すると「教育訓練給付金支給要件回答書」が返送され、自分が支給対象かどうかが分かるようになっています。

もちろん自分が要件を満たしているなと思う人も「教育訓練給付金支給要件照会票」で確認したほうがいいかもしれません。

支給照会は支給申請とは異なるもです。支給を受けるには支給申請が必要なので注意しましょう。

教育訓練給付制度を利用するための手続きと申請方法

それでは次は具体的な申請手続きの方法を見ていきましょう。

一般教育訓練給付金の申請手続き方法

手順1:受講修了後、ハローワークに必要書類を提出する

  • 教育訓練給付金支給申請書 必須 ハローワークでもらう
  • 教育訓練修了証明書必須 スクールで発行してもらう
  • 領収書必須ス クールで発行してもらう
  • 返還金明細書:任意
  • 払渡希望金融機関の通帳またはキャッシュカード必須
  • 教育訓練経費等確認書必須 厚生労働省のHPからダウンロード可能

支給申請期限

受講修了日の翌日から1ヶ月以内

特定一般教育訓練給付金の申請手続き方法

特定一般教育訓練給付金は受講開始前と修了後の両方で手続きが必要になるので注意が必要です。

手順1:受講開始前

受講開始前下記の書類を受講開始日の1か月前までにハローワークに提出して手続きをおこなう。

  • 教育訓練給付金及び教育訓練支援給付金受給資格確認票必須  ハローワークでもらう
  • 就業の目標、職業能力の開発・向上に関する事項を記載したジョブ・カード(発行から1年以内のもの)必須 スクールが発行してくれる
  • 本人・住居所確認書類及び個人番号(マイナンバー)確認書類必須
  • 払渡希望金融機関の通帳またはキャッシュカード必須
  • 専門実践教育訓練給付及び特定一般教育訓練給付再受給時報告:過去に訓練給付金を受給した人のみ

手順2:受講修了後、ハローワークに必要書類を提出する

  • 受給資格確認通知書必須 手順1でハローワークから発行される
  • 教育訓練給付金支給申請書必須 ハローワークでもらう
  • 教育訓練修了証明書必須 スクールで発行してもらう
  • 領収書必須 スクールで発行してもらう
  • 返還金明細書:任意
  • 特定一般教育訓練給付受給時報告書必須

支給申請期限

受講修了日の翌日から1ヶ月以内

専門実践教育訓練給付金の申請手続き方法

専門実践教育訓練給付金も受講開始前と修了後の両方で手続きが必要になるので注意が必要です。

手順1:受講開始前

下記の書類を受講開始日の1か月前までにハローワークに提出して手続きをおこなう。

  • 教育訓練給付金及び教育訓練支援給付金受給資格確認票必須  ハローワークでもらう
  • 就業の目標、職業能力の開発・向上に関する事項を記載したジョブ・カード(発行から1年以内のもの)必須 スクールが発行してくれる
  • 本人・住居所確認書類及び個人番号(マイナンバー)確認書類必須
  • 写真2枚(最近の写真、正面上半身、縦3.0cm×横2.5cm)必須
  • 払渡希望金融機関の通帳またはキャッシュカード必須
  • 専門実践教育訓練給付及び特定一般教育訓練給付再受給時報告

手順2:受講修了後、ハローワークに必要書類を提出する

  • 教育訓練給付金の受給資格者証必須 スクールで発行してもらう
    (教育訓練給付金及び教育訓練支援給付金受給資格者証)
  • 教育訓練給付金支給申請書必須  ハローワークでもらう
  • 受講証明書又は専門実践教育訓練修了証明書必須 スクールで発行してもらう
  • 領収書必須 スクールでもらう
  • 返還金明細書:任意
  • 資格取得等したことにより支給申請する場合は、資格取得等を証明する書類:任意
  • 専門実践教育訓練給付最終受給時報告:任意
  • 専門実践教育訓練給付追加給付申請時報告:任意

支給申請期限

受講修了日の翌日から1ヶ月以内

受講期間が長い場合、受講開始から6ヶ月経過した翌日から1ヶ月以内

企業に雇用されて追加給付を受ける場合は、雇用された日の翌日から1ヶ月以内

いずれの給付金も受講修了から1ヶ月以内に必要書類を提出しないといけません。

うっかり提出し忘れたなんてことは避けたいですね。

また特定一般教育訓練給付金と専門実践教育訓練給付金は受講の1ヶ月前までに必要な手続きがあるので、注意が必要です。

教育訓練給付制度を利用できるスクール

教育訓練給付制度のことや手続きのこと分かりましたか?

国の手続きってすごく複雑ですよね…..

でも上手に活用すれば、10万円以上、最大で56万もお金が返ってくるので使わない手はないです。

それではいよいよ教育訓練給付制度に認定されているスクールを見ていきましょう。

きっとあなたが興味が湧くものがあるはずです。

※MicroOfficeソフトの操作や資格といったPC操作全般の講座、スクールでは対象講座と宣伝していても教育訓練講座検索システムで見つからなかった講座は対象外としています。

教育訓練給付制度を利用できるおすすめスクール

DMM WEBCAMP 転職コース 「専門技術講座」

出典:DMM WEBCAMP公式サイト
コース DMM WEBCAMP 転職コース 専門技術講座
おすすめ度
料金(税別) 828,000円
給付金支給額 最大560,000円 
実質受講料 350,800円
学習期間 4ヶ月の学習+キャリアサポート 
学習内容 HTML/CSS
JavaScript
Ruby(Ruby on Rails)
AI教養もしくはクラウド教養コース
受講形式  教室&オンライン
教室  東京 大阪

ヒューマンアカデミー Webデザイナースタンダードコース/トータルコース/プロフェッショナルコース

出典:ヒューマンアカデミー公式サイト
コース Webデザイナー
スタンダードコース
Webデザイナー
トータルコース
Webデザイナー
プロフェッショナルコース
おすすめ度
料金(税込)

入学金
通学:33,000円
オンライン :11,000円
受講料
通学:351,120円
オンライン :315,590円

入学金:11,000円
受講料:433,510円

入学金:33,000円
受講料:741,510円

※給付金支給額 通学:76,824円
オンライン:65,318円
88,902円

154,902円

※実質受講料 通学:307,296円
オンライン:261,272円
355,608円 619,608円
学習期間 6ヶ月〜 10ヶ月 12ヶ月
学習内容

Photoshop
Illustrator
HTML/CSS
レスポンシブサイト制作jQuery
JavaScriptプログラミング
Webディレクション

Photoshop
Illustrator
HTML/CSS
レスポンシブサイト制作jQuery
JavaScriptプログラミング
Webディレクション
WordPressサイト構築
修了作品制作
ポートフォリオ制作

Photoshop
Illustrator
HTML/CSS
レスポンシブサイト制作jQuery
JavaScriptプログラミング
Webディレクション
WordPressサイト構築
応用デザイン
ポートフォリオ制作

受講形式 通学orオンライン オンライン 通学
教室 全国各地   全国各地

※給付金支給額や実質受講料は入学金・受講料を元に計算していますが、実際の金額と異なる場合があります。

Winスクール WEBデザイン・WEBプログラミング

出典:Winスクール公式サイト
コース WEBデザイナー
Plus
WEBマスター WEBデザイナー
プロ
WEBプログラミング
マスター
WEB・映像
スペシャリスト
おすすめ度
料金(税別) 288,000円 328,000円 328,000円 450,000円 450,000円
入学金(税別) 18,000円
教材費(税別) 17,000円 22,000円 18,000円 25,000円 25,000円
給付金支給額 71,060円 80,960円 80,080円 100,000円 100,000円
実質受講料 251,940円 287,040円 283,920円 393,000円 393,000円
学習期間 9ヶ月 10ヶ月 10ヶ月 12ヶ月 12ヶ月
学習内容

Illustrator
Photoshop
ホームページ制作
WEB検定対策

Illustrator
Photoshop
ホームページ制作
JavaScript&
jQuery
WEB検定対策

ホームページ制作
JavaScript&
jQuery
PHP
WordPress
WEB検定対策

Illustrator
Photoshop
ホームページ制作
JavaScript&
jQuery
PHP
WordPress

WEB検定対策
Illustrator
Photoshop
ホームページ制作
JavaScript&
jQuery
WEB検定対策
Premiere
AfterEffects
映像概論
受講形式 通学
教室 全国各地

Winスクールには他にもJAVA言語やC言語を学べる特定一般教育訓練認定講座があります。 

まとめ

プログラミングスクールの受講料は年々高騰しています。

できれば少しでも安く受講したいですよね。

ぜひ教育訓練給付制度を上手に使ってスクールを受講しプログラミングスキルを身につけて、キャリアアップを実現させてください

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