知っておきたいプログラミングスクールの返金制度の裏事情

「プログラミングスクールを受講したけど思っていたのと違う！解約したい！」

「転職サポート付きのプログラミングスクールを受講したけど転職できなかった…」

プログラミングスキルを身につけて活躍する未来を想像してスクールを受講したあなた。

しかし冒頭のようなことが起こらないとも限りません。

安くない受講料を払っているのに望んだサービスや結果を得られないのは非常に辛いですよね。

せめて受講料がいくらか返ってくるのであれば納得もできるでしょう。

ですが、事前に返金に対応しているかや返金の条件などを確認しておかないと万が一の場合、お金も時間も失う事態になってしましいます。

そこでこの記事ではプログラミングスクールの返金制度や裏事情についてまとめてみました。

各スクールで条件が違ったり、返金に対応していないところもあるので、しっかりとチェックしておきましょう。

プログラミングスクールの返金制度には種類がある？

プログラミングスクール返金制度には大きく分けて次の3種類があります。

• クーリングオフ・途中解約での返金
• 転職成功で受けられる返金制度
• 転職できなかったときの返金制度

プログラミングスクールによってどの返金制度があるかはさまざまです。

また返金の条件も違いがあるので、受講前にチェックしておきたいポイントです。

クーリングオフ・途中解約での返金

プログラミングスクールでは基本的に8日間がクーリングオフの期間となっていますが、14日間や20日間までなら全額返金を保証しているスクールもあります。

さらに受講途中の解約でも残額の返金に応じてくれるところもあります。

一方で一切の返金対応をしないというスクールもあります。

クーリングオフや解約による返金の有無はスクールによって違うので必ず受講前に確認しておきましょう。

転職成功で受けられる返金制度

プログラミングスクールの紹介経由で転職に成功すると全額返金という制度です。

実質無料で受講することができてお得に思えますが、雇用形態や待遇を自分で選べない場合もあるので注意が必要です。

転職できなかったときの返金制度

転職支援を受けて万が一転職できなかった場合の返金制度です。

スクールによっては転職保証制度や全額返金制度と呼ばれます。

一見良心的に思えますが、返金対象となるにはスクールが指定した各種条件を満たす必要があります。

中にはハードルが高い条件もあったりするので、受講前に確認しておいた方が良いでしょう。

転職成功で受けられる返金制度か転職できなかったときの返金制度どっちがいいの？

返金制度のことが分かったら、ひとつ疑問がわくのではないでしょうか？

それは「転職に成功した場合の返金制度か、転職できなかった場合の返金制度どちらの方がいいのか」です。

答えを言うと、「どちらもアテにならない」です。

理由はどちらにも裏の事情があり、安心できる要素ではないからです。

詳しく説明しましょう。

転職成功で受けられる返金制度の裏事情

転職サポートがあるプログラミングスクールのほとんどは、受講生を紹介する代わりに求人企業から手数料をとっています。

プログラミングスクールも儲けがないと経営が成り立たないので、企業からの紹介手数料はなんとしてでも確保しようとします。

そのため、受講生が就職したい企業ではなく、スクールが就職させたい企業を紹介するケースがあります。

ところで、お金を払ってでも人を雇いたい企業とはどんなところだと思いますか？

エンジニアが不足していたり、離職率の高い企業の可能性が高そうですよね。

特に客先にエンジニアを派遣するタイプのSES企業は常に人が不足しているのでお金を払ってでも人を確保したいと考えます。

客先によって当たりハズレがあるので、SES企業への転職は注意が必要です。

こういった裏事情があるため、転職に成功した場合の返金制度を安易に頼ることはおすすめできません。

納得できる転職をして、ついでに返金してもらえてラッキーくらいの気持ちでいくのがいいでしょう。

就職できなかったときの返金制度の裏事情

就職できなかった場合の返金制度にも実は罠があります。

それは返金のための条件です。

スクールにもよりますが、この条件を明確に開示していないところがあります。

よくよく確認してみると到底満たせないようなものになっていたりするので注意が必要です。

できれば事前に無料相談などで確認してお居たほうがいいでしょう。

ちなみに具体的には下記のような条件があります。

• 20代までが対象
• 規定の学習カリキュラムを満たす必要がある
• 指定の転職セミナーに参加する必要がある
• 指定の企業に応募する必要がある
• 首都圏への転職を受け入れる必要がある
• 年収350万円以下の条件でも受け入れる必要がある

人によっては厳しいと感じる条件があるでしょう。

特に年収や転職場所の条件を受け入れることができるかがポイントとなりそうです。

このように就職できなかった場合の返金制度をアテにできない事情があるのであまりおすすめできません。

返金制度で言えることは、万が一スクールが自分と合わなかった場合のことを考え、クーリングオフ・解約による返金制度をチェックしておくのが一番大切です。

返金制度のあるプログラミングスクールどこ？

ここまで読んだ人は、どのプログラミングスクールにどんな返金制度があるのかを知りたいと思っているでしょう。

安心してください、この項では返金制度のあるプログラミングスクールを紹介していきます。

テックキャンプ エンジニア転職コース

テックキャンプ エンジニア転職は「未経験からエンジニア転職を目指す」がコンセプトのプログラミングスクールです。

特にWeb系プログラマーとしての転職に力を入れていおり、学習カリキュラムもWeb系の言語を重点的に学ぶ内容になっています。

テックキャンプ エンジニア転職の返金制度は

• 14日間以内の解約による全額返金
• 転職できなかった場合の全額返金制度

があります。

詳しく知りたい人は利用規約8条も確認しておきましょう。

テックキャンプ エンジニア転職の評判や詳しいレビューは、こちらの記事が参考になります。

=>テックキャンプ エンジニア転職(旧テックエキスパート)の不都合な真実 評判、批判をぶった切り

DMM WEBCAMP

DMM WEBCAMPはテックキャンプと同じく、オンラインと教室の両方を使って学習を進めて行きます。

教室に通えない人や、働きながらでも受講したい人向けに完全オンラインのコースもあります。

DMM WEBCAMPの返金制度は

• ２０日間以内の解約による全額返金
• 途中解約でも残り日数に応じた払い戻し
• 転職できなかったときの全額返金制度

があります。

さらに専門技術講座 は国から最大560,000円の給付金を受け取ることができます。

DMM WEBCAMPについての評判やレビューは、こちらの記事が参考になります。

=>【徹底検証】DMM WEBCAMP(ウェブキャンプ)って実際どうなの？評判は？口コミは？

給付金の制度について詳しく知りたい人はこちらの記事が参考になります。

=>知らなきゃ損かも!? 教育訓練給付制度で安く受けられるプログラミングスクール3選

侍エンジニア塾 転職コース

侍エンジニア 転職コースは完全オンライン形式で週1回のマンツーマンレッスンが特徴です。

学習する言語はRubyかJAVAで、Web系プログラマーを目指すならRubyの習得を選択しましょう。

侍エンジニアの返金制度は

• 途中解約の場合、未受講分の80％返金
• 転職成功による全額返金制度

の2種類です。

侍エンジニア塾が紹介した企業への転職が条件となっています。

ポテパンキャンプ

ポテパンキャンプは完全オンライン形式のスクールで、学習内容や期間に対して非常にリーズナブルな料金で受講できるのが特徴です。

選抜クラスのビギナーコースとキャリアコースに、転職成功による全額返金制度があります。

ポテパンキャンプ経由で転職することが条件になっています。

返金制度がないプログラミングスクールは？

返金に一切対応していないスクールもあります。

有名なところでは、テックアカデミーやCodeCampは返金に対応していません。

受講を検討している人は、きちんと把握しておきましょう。

テックアカデミーのレビュー記事

=>手っ取り早くスキルを身につけるならテックアカデミーが正解【評判あり】

CodeCampのレビュー記事

=>CodeCamp GATEがおすすめな理由とリアルな評判

=>評判のCodeCampは初心者や女性でも安心なスクール

まとめ

いかがでしたか？プログラミングスクールの受講には決して安くない金額がかかります。

万が一自分に合わなかった場合や残念ながら就職できなかった場合でも、返金制度があると安心ですよね。

ぜひこの記事を参考にして自分に合ったスクールを見つけて欲しいと思います。

当サイトでは他にもスクールの選び方やおすすめのスクールについて書いていますので、ぜひ参考にしてください。