プログラミングを覚えておいたらビジネスで役に立つかも知れない。
何かWebサービスを作ってみたい。
プログラミングを覚えて副業をしたい。
このようにプログラミングを始めるきっかけは様々です。
そして始めは大多数の方が独学で始めることになると思います。
最初は意気揚々と始めたプログラミング学習もいつの間にか続かなくなっている
なんてことありませんか?
なぜそうなってしまうのか、プログラミングの独学が難しい理由と
どうしたら独学を続けられるのか、その対策を紹介したいと思います。
目次
プログラミングの独学が難しい8つの理由
1.何をしたいのか、何ができるようになりたいのか決まっていない
独学が難しい理由の1つ目は自分が「何をしたいのか」、「何ができるようになりたいのか」を決めていないことです。
「とりあえずプログラミングをやっておいた方が良さそうだからやっておくか」
「プログラミングできるようになっておけば何か仕事で役立つかもしれない」
のような漠然とした意識、目的だと100%続かないでしょう。
それだけプログラミングを覚えることや、学習の習慣を身につけることが難しいからです。
そしてプログラミングは何でもできてしまうので、自分が何をしたいのか決めておかないと、
「あれもしてみたい」、「これもしてみたい」と
いろいろ手をだして結局どれもうまくいかない、ということも起きてしまいます。
2.環境構築でつまづく
初心者が一番初めに挫折するポイントと言われているのが、この環境構築です。
ここでいう環境構築とは、簡単に言うと必要なソフトウェアなどをPCにインストールしてプログラミング言語を使えるようにすることです。
この環境構築は、OSの種類やプログラミング言語の種類やバージョンによってやり方が何通りもあり、
初心者がいきなりするのはかなりハードルが高いといえます。
もちろんHTMLやCSSといった環境構築が必要としないものもあるので、
最初はそういったものから取り組むのがおすすめです。
3.詰まったときにすぐに質問できる人がいない
独学で学習を進める人とスクールを利用する人の大きな違いが、
この詰まったときに質問できる人がいないことです。
スクールを利用していれば、講師やメンターと呼ばれるプログラミングの知識がある人に、
分からないことをすぐに聞くことができますが、独学の場合はなかなか難しいのではないでしょうか。
もちろん、teratailなどのQ&Aサイトもありますので、分からないことを誰かに聞くことはできます。
ただ初心者の人に多いのが、「何が分からないのか分からなくて、どう聞けばいいのかも分からない」といった感じの状態です。
こういった状態では、質問を文章にすることができません。
人に気軽に聞ける状態であればある程度ニュアンス等で汲み取ってもらえるのでなんとかなることが多いですが、オンライン上の文章でのやり取りだと難しい面があります。
4.簡単なミスを連発して進まない
本やネット上のコードなどを自分の環境で模写、写経すると正しく書いたはずなのにエラーが出て動かないということがよくあります。
そのときのエラー表示で多いのが「Syntax Error: line 〇〇」のような何行目に文法エラーが出てますよといったものです。
記述は間違っていない場合、ほんとに初歩的な部分でミスしている可能性が高いです。
例えば「全角スペースが入っている」、「;や”、’が必要なのに抜けている、あるいは必要ないのに記述している」といった具合です。
さらにこういったものはパッと見て気がつきにくく、何度もコードを見直してやっと気づくなんてことが多いです。
このようなミスが続くと、コードの内容や仕組みを覚えるという本来の学習がなかなか進まないといったことになりかねません。
そうするとだんだんやる気も削がれていってしまいます。
5.目的に合っていない難しい言語に挑戦している
プログラミング言語には「HTML」、「CSS」、「JavaScript」、「PHP」、「Ruby」、「Python」「JAVA」「C」等、様々な種類のものがあります。
そして言語によって得意なことや不得意なこと、できること、できないことがあります。
またある程度習熟するまでの難易度にも差があります。
自分のしたいことに合っていない言語や難しい言語に手をつけてしまうと、なかなか「したいことが実現できない」、「学習が進まない」なんてことになってしまいます。
6.一緒に取り組む仲間がいない
一人で学習した方が自分のペースでできるので良いと思うかもしれません。
しかし一人で進めるということは、自分ですべてを管理しないといけないのでだんだんと億劫になってきます。そうなるとなかなか学習に取り組むことができません。
こういったときに一緒にプログラミング学習に取り組む仲間がいると、張り合いが生まれ長続きしやすくなります。
7.基礎から応用へのステップアップができない
本やオンライン教材などで一通り基礎的なことを学習し基本的な文法を覚えたら、ステップアップしてより難しいことに挑戦するかと思います。
ですが、少し応用的なコードが出てくるとたちまち理解できなくなります。
基礎との応用では大きな溝があるためです。
このことを分かっていないと、順調に進んでいた学習が停滞してしまい、
だんだんと続ける気がなくなってしまいます。
8.モチベーションが続かない
独学が難しい理由をいくつか上げましたが、最終的にいきつくところは、この「モチベーションが続かない」というところでしょう。
「うまく学習が進められない」→「モチベーションが下がる」→「学習が億劫になる」→「やめてしまう」といったパターンで独学に挫折する人が多いです。
最初は高かったモチベーションですが、日をおうごとにこんな感じで下がっていき、最終的にプログラミング学習から遠ざかっていきます。
ではどういった対策をとればいいのでしょうか。
プログラミングの独学を成功させる5つの対策
1.目標と期間を決める
まずはプログラミング学習を通して自分はどうなりたいのかを決めましょう。
例えば「PHPとMySQLを使って簡単な在庫管理システムのようなものを作れるようになりたい」とか「Rubyを使って簡単な掲示板的なものを作りたい」、「HTML/CSSを使ってランディングページの模写ができるようになりたい」といった感じです。
具体的な言語とどんなことを実現するかをセットにしておけば、自分のすべきことの方向性が分かってくるのでおすすめです。
あともう一つが期限を決めること。
上記の例で言えば、1日2,3時間程度の学習でだいたい3ヶ月くらいの期間がちょうど良いでしょう。
基礎的なプログラミングスキルが身につくのが200時間〜300時間程度と言われているので、
1日2時間、3ヶ月で180時間程度になります。休日に多めに学習すれば200時間は超えれます。
目標とそれに達する時間の目安が分かっていれば格段に学習を続けやすくなります!
2.目的に合った言語もしくは簡単な言語を選択する
プログラミング言語には「HTML」、「CSS」、「JavaScript」、「PHP」、「Ruby」、「Python」「JAVA」「C」等、様々な種類のものがあります。それぞれ得意なことやできることが違いますし、理解のしやすさも違います。
初心者の方はまず、「HTML」と「CSS」について学ぶのがおすすめです。
理由としては、この2つはWebサイトを構築するために使われる言語で馴染みやすいというのと、環境構築をする必要がなく手軽に初められるというのがあります。
Webアプリケーションを作ってみたいという人には「PHP」や「Ruby」をおすすめします。
Webアプリケーションを作る際にもWebページの表示が必要になるので、「HTML」と「CSS」の知識も必要になります。
作りたいものはないけど、本格的なプログラミングをしてみたいという方はには「Python」をおすすめします。
最近話題のAIに使われるアルゴリズムを実装するプログラミング言語に「Python」が使われることが多いので、人気の言語の一つです。
逆におすすめしない言語は、「JAVA」や「C」といった言語です。
「JAVA」に関してはプログラマーとして就職したいという人向けで、個人で勉強するにはあまりおすすめしません。
「C」も同様に個人として使う場面が限られます。
そして両者とも難しいという特徴があるので、初心者にはおすすめできません。
3.気長にやる 時間がかかることを覚悟する
目標と期間を決めましたが、学習量や習得スピードによっては3ヶ月を超え、半年、1年とかかる場合もあります。
時間がかかり焦ることもあるしれませんが、そいうゆうものだと思って気長にやるという心構えも大切になって来ます。
4.一緒に学べる友達をつくる Twitterでフォローなどをする
一人でやるより誰かとやるほうが張り合いが生まれますよね。そこで友人などを巻き込んで、一緒に取り組むのがおすすめです。
共通の目標を作ってどちらが先に達成できるか競争をするのもアリですね。
一緒に取り組む友人を見つけるのが難しい場合、Twitterで既に独学に取り組んでいる人をフォローするのもアリでしょう。
そういった人を複数人フォローしておけば、学習方法など参考にできる情報をたくさん得られます。
またモチベーションが下がった時につぶやきを見れば、自分も頑張ろうという気になります。
5.正しい教材選びをする
教材選びも重要です。何を選択するかによって学習の進みやすさが全然違ってくるからです。
初心者が難しい教材に手を出しても太刀打ちできないのはなんとなくわかると思います。
ではどうやって選べば良いのでしょうか?
本屋さんにいけば良質な入門書がたくさんありますが、その前にProgateやPaizaなどのオンラインプログラミング学習教材やドットインストールなどの動画教材等から始めるのをお進めします。
ProgateやPaizaは環境構築をせずにブラウザ上でプログラミングすることができるので、本当におすすめです。有料プランもありますが、無料でもできるコースがあるのでぜひ挑戦してみてください!
またドットインストールなど動画で学ぶのもおすすめです。
文章より映像の方が記憶に残りやすいので、動画学習は活用しないともったいないです。
Youtubeにも良質な動画がたくさんありますので活用してみてください。
最後に、本はどうなのかというと、ある程度プログラミングが分かってきた状態で、もっと知りたいことができた場合に初めて手を出してみるのがいいと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
プログラミングの独学は難しいですがつまずくポイントを把握し対策をとれば、不可能ではありません。
一人でも多くの方がプログラミング学習を楽しんでもらえたらと思います。
もし、どうしても独学が難しいと感じたらスクールという手もあります。
お金はかかりますが、時間の圧倒的節約になります。
本気でプログマーになりたい人向けやプログラミングを覚えてWebサービスをつくりたい人向け
などいろいろな種類のスクールやコースがあるので、比較してみるのも楽しいですよ!
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