「エンジニアになりたくてテックキャンプの受講を考えているけど、就職先がSES企業になったらどうしよう」
そんな不安はありませんか?
ネットでSES企業を検索すると、「技術を磨けない」、「勤務場所を選べない」、「客先がブラック企業で扱いがひどい」といったマイナスな情報ばかり出てきます。
そんな情報を見ると、冒頭のようにSES企業への就職に対して不安になりますよね。
せっかくお金を出してスクールを受講するのであれば、できるだけ良い企業に就職したいと思うのも当然です。
この記事では、ブラックSES企業を回避し、受託開発企業や自社サービス開発企業に就職する方法を解説しています。
先に答えをお教えします。
テックキャンプ エンジニア転職の受講を検討している人
受講後の就職先について不安な人
自社サービス開発企業に就職したい人
文系大卒・未経験でIT業界に入りエンジニアとして活躍、現在はAI系のベンチャーで勤務。
インフラからフロントまで幅広くカバーするフルスタックエンジニア。
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目次
テックキャンプ(TECH CAMP)から就職できる企業はどんなところ?
まずは、テックキャンプが公表しているこれまでの卒業生の就職先を見ておきましょう。
SES企業、受託開発企業、自社サービス開発企業の特徴を軽く説明するとこんな感じです。
SES企業:
自社に所属しているエンジニアを客先に派遣をすることを主な事業としている企業。
各SES企業によって金融系システムに強い、サーバーやネットワークなどのインフラに強い、Web系に強いなど、それぞれ強みがある。
受託開発企業:
お客様企業からアプリケーションやシステム開発を受託開発する企業。
納期直前は残業が多くなりやすい。
自社サービス開発企業:
自社サービスを展開している企業
規模の大きな会社だと待遇も良く、教育体制も整っている。
注目すべき点はテックキャンプ受講生の90%以上の人が正社員として採用され、61%の人が自社サービス開発企業に就職している点です。
SES企業はわずか13.2%なので、実績としては申し分ないでしょう。
また、テックキャンプの担当者に聞いたところ、30代だと自社サービス開発企業50%、受託開発企業23%、SES企業17%という感じだそうです。
30代でも7割以上もの人が自社サービス開発企業や受託開発企業に就職できているのは驚異的です。
就職先も、「サイバーエージェント」、「マネーフォワード」、「DMM.COM」、「チームラボ」「GMO CLOUD」など有名企業も多く、期待できます。
テックキャンプの就職サポートだけでも十分にブラックSES企業への就職は回避できそうです。
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しかし、きちんとブラックSES企業の特徴を把握し、回避するための方法を知っておくのも大切です。
ブラックSES企業の特徴
まずはブラックSES企業の特徴を押さえておきましょう。
常駐先で任される仕事のレベルが低い
給料が低い 昇給しにくい
残業代が出ない
交通費の上限がある
ボーナスが出ない
社内行事が多い
常駐先で任される仕事のレベルが低い
未経験でSES企業に転職した場合、多くの人が任されるのが、テストやデバッグ、運用オペレーション業務などの比較的単純で簡単な案件です。
経験を積み技術力を磨ける現場であれば次のステップアップに繋がりますが、ずっと簡単な作業ばかりで技術力があがらない現場は要注意。
技術力が上がらないまま塩漬けにされるか、次の現場も同じような簡単な業務で済む案件に割り当てられ可能性が高くなります。
技術力のないエンジニアは転職もままならず、いつまでもステップアップできない状態になってしまいます。
自分で技術力を磨いて見切りをつけるしかないでしょう。
給料が低い 昇給しにくい
未経験からエンジニアに転職する場合に提示される給与の標準的な相場は約20〜25万円ほどです。
賞与が3ヶ月と仮定すると年収が大体300万〜350万円くらいでしょうか。
ただし賞与なしだと240万〜300万ほどになるので、月収ベースではなく年収ベースで確認するようにしましょう。
昇給のしやすさや幅も気をつけましょう。
昇給には大きく分けて年齢によるものと、評価によるものの2種類あります。
年齢を理由に低く抑えられたり、評価基準が曖昧で昇給がないといったことがあります。
また昇給したとしても1年に数千円程度の昇給といったケースもあります。
残業代が出ない
ブラックSES企業は残業代を出しません。
特に求人の給与欄に「みなし残業代〇〇時間分を含む」という記述があれば要注意。
あらかじめ残業代を給料の中に含んでいるので、所定の時間内の残業であれば残業代が出ません。
つまり残業をすればするほど、タダ働きになるということです。
特に「みなし残業代45時間分」とされている場合、法律で定められている残業時間の上限が45時間なので、企業側は残業代を払うつもりはありません。
本来であれば、SES企業は残業代を客先企業に請求できます。
しかし、客先企業の方が力関係的に上になりやすく、SES企業は契約を続けるために遠慮するという構図になりやすいです。
その結果、SES企業に所属するエンジニアは残業申請が認められずにサービス残業を強要されることになります。
交通費の上限がある
交通費の上限がある場合も要注意です。交通費が
多くのSES企業は「交通費〇〇円まで」という上限を定めています。
だからといって上限内で収まる現場に配属されるとは限りらず、足が出た場合は自分で負担しなければなりません。
本来であれば、満額支給するのが筋ですが、会社の利益確保のためにエンジニアに負担を強いてきます。
交渉しても「会社の決まりだから」、「ほかの人もそうしている」などと言ってはぐらかされることが多いでしょう。
もし交渉が上手くいっても、評価を意図的に下げられボーナスの支給額を減らされるケースもあります。
ボーナスが出ない
ブラックSES企業はボーナスを出しません。もし出したとしても1ヶ月分程度です。
ボーナスを渋る理由は、企業が少しでも多くの現金を確保しておきたいためです。
なぜかというと、SES企業に客先が決まっていない待機エンジニアの給料を支払う必要があるからです。
SES企業の売上は客先にエンジニアを派遣して始めて発生します。
つまり客先が決まっていないエンジニアからは売上が発生しないので、支払う給料は別の売上から確保しないといけません。
結果、ボーナスの支給がないor少ないといったことが起こります。
もし待機エンジニアの数が多かったり待機期間が長い場合、そのSES企業は採用に問題があるか、営業に問題がありそうです。
良いエンジニアを採用していれば客先でも重宝されるので、待機エンジニアの数は少なくなります。
待機期間が長いのは、派遣できる客先がないということなので、営業がうまくいっていない可能性があります。
社内行事が多い
ブラックSES企業は社内行事、社内ボランティアが大好きです。
社内のメンバーとの交流や結束を深めるためといった理由で参加を強制されることが多いです。
また任意であっても評価に影響するなど、半ば強制のパターンもあります。
「社内行事の参加は任意ですが、社員のほとんどが毎回参加していますよ」
といった文言は特に要注意です。
参加すれば良いことがあるか、参加しないと不都合なことがあるかですが、どちらの可能性が高いかは予想できますよね。
また強制参加の行事で参加費を取られる場合なんかは最悪でしょう。
貴重な時間とお金を浪費する悪習ですので、そういったSES企業は全力で回避するべきです。
ブラックSES企業の判定基準
ブラックSES企業の判定基準をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
・単純作業が多い、技術力を必要としない案件ばかりに配属させられる
・年収300万円以下
・昇給の幅が小さいorない
・求人の給与項目に「みなし残業代〇〇時間分を含む」という記述がある
・「交通費〇〇円まで」という条件がある
・ボーナスが無いor少ない
・社内行事、社内ボランティアが多く、参加はほぼ強制
SES企業だけでなくブラックな企業全般に当てはまりそうな項目ばかりですね。
ブラックSES企業への就職を回避する方法
ではいよいよ、ブラックSES企業への就職をいかに回避するかを見ていきましょう。
受託開発企業や自社サービス開発企業を選ぶ
当然ですが、受託開発企業や自社サービス開発企業といったSES企業以外の形態の企業を目指しましょう。
どちらも自社オフィスで勤務することになるので、SES企業のように現場によって通勤場所が変わることがありません。
また、最初は単純作業や簡単な作業を任されることが多くても、だんだんと任せられる仕事の幅広がり、レベルも高くなります。
技術力を磨きたいなら受託開発企業や自社サービス開発企業への就職が確実です。
未経験で受託開発企業や自社サービス開発企業で採用されるためには、ポテンシャルや熱意を示すことが重要になってきます。
具体的に下記のようなことをすると良いでしょう。
- テックキャンプの課題以外にも自分でWebアプリケーションを制作する。
- 志望する企業が採用している言語に取り組んでみる。
- エンジニアの学習会に参加したり、Qiita等に学んだことをアウトプットする。
技術力を磨くための主体的な行動は、エンジニアになりたいという熱意や成長の可能性を感じることができ、高く評価されます。
さらに、コミュニケーション能力や協調性といった、チームで働くために必要な能力も非常に重要視されます。
テックキャンプの受講生と交流を深め、協力して学習を進めていくといったことも面接時のアピール材料となるでしょう。
ホワイトSES企業を目指す
20代後半〜30代になってくると、「SES企業への就職も視野に入れてください」と言われます。
だからといって悲観的になるよりは、積極的に優良なSES企業を選び、スキルを磨くことを考えましょう。
ホワイトSES企業を見つけるには、先述したブラックSES企業の反対を基準にしましょう。
・仕事のレベルをステップアップできるようになっている
・評価基準がはっきりしている
・年齢と同程度の給与水準(25歳なら25万円程度)が望ましい
・残業代がきちんと支給される
・給与にみなし残業代が含まれない
・交通費の上限がない
・ボーナスは少なくとも2ヶ月以上出るのが望ましい
・社内行事が少ない、あっても任意、参加費は会社負担
すべての基準を達成している企業は稀なため、どの項目は譲れないかをはっきりさせておくといいです。
また現場によって使われる言語や技術が多いので、どんな現場が多いのかは確認しておいたほうが良いでしょう。
最後に
テックキャンプの就職先やブラックSES企業への就職を回避する方法を解説してきましたが、それでもまだ不安がある人もいるかもしれません。
テックキャンプは受講料に見合う価値が本当にあるんだろうか…
テックキャンプの学習カリキュラムについていけるんだろうか…
もっと安いスクールや無料のスクールの方が良いんじゃないか…
上記のような不安から、ネットで検索してテックキャンプの情報を仕入れたり、スクールの比較をしたりすることは大事なことです。
しかし、偏った情報や古い情報を書いているサイトも多く、余計に混乱する恐れがあります。
真剣に悩んでいる人にこそ、多くのスクールが実施している無料カウンセリングを受けることをおすすめします。
最新の情報はもちろんのこと、不安や悩みも解消できますし、何よりカウンセラーを通してスクールの雰囲気を知ることができます。
誠実なカウンセラーだとスクール自体も誠実な対応を期待できますし、そうでなければスクール自体の質も期待できないでしょう。
テックキャンプでも無料カウンセリングを実施しています。
説明を聞くだけでも、より詳しくテックキャンプの事を知れますよ。
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・良いSES企業と悪いSES企業の違いを知って選別眼を養う
ブラックSES企業の特徴(一部)
給料が低い 昇給の幅が小さい
交通費の上限がある
etc…
・できるだけ受託開発企業や自社サービス開発企業を目指す。
追加でポートフォリオを作成する等、プラスアルファの努力でエンジニアへの志望度をアピールすることが重要。
・ホワイトSES企業を見極て就職するのもあり。